
任天堂DS 逆転裁判 蘇る逆転
新米弁護士、成歩堂龍一(なるほど・りゅういち)となって検事や証人と
丁々発止のやりとりを繰り返し、事件を解決する法廷アドベンチャー。
絶体絶命の依頼人を冤罪から救い出す展開はケレン味たっぷり。
情報デザイン的にも、インタラクティブメディア上での物語としても
他の追随を許さない完成度である。
どれだけ追いつめられても、依頼人が無罪である限り、証人の証言には
必ずウソや矛盾がある。
ハッタリとツッコミで証言をゆさぶりながら矛盾点を洗い出し、証拠を突きつける。
一気呵成に責め立てて、最後には逆転勝利。
笑い、感動、時にはホロリとさせる場面もあり。一流のエンターテイメントだ。
シナリオは全4章。主人公を巡る人間関係や、過去の事件にまつわる因縁を
織り交ぜながら最後にすべての伏線が回収される。
事件はどれも個性的で、全体の構成にも無駄がない。
キャラ立ちも完璧。ボタンを押した時の反応や、グラフィックと
サウンドの同期も秀逸でアクションゲームのような爽快感すら味わえる。
なにより台詞の表示スピードにまで気が配られている。
ゲームならではの演出に満ちている。
メイン画面とオプション画面を切り替える手間がなくなり遊び易さが
格段に向上している。
ペンタッチで証拠品を選んだり場所を指定できるようになったのも嬉しい。
「待った」「異議あり!」などを、マイクを通して声で入力できるようにもなった。
DS版では新シナリオ「蘇る逆転」も追加され、全5章となった。
シリーズの「1」と「2」を繋ぐ内容で、1.5~2本分の分量があり
クリア後はお腹いっぱい。検事局・警察局を舞台にしたちょっと渋めのテイスト。
マイクに息を吹きかけて指紋を採取するなど新要素の「カガク捜査」も楽しい。

